いつかは自分も?!意外と知らない老老介護とは
2021/11/08
こんにちは、ライフ訪問看護ステーション事務長の小高です!
私たちは日々、ご利用者さまのお宅に訪問し、ご利用者さまやご家族と接しています。
普段の生活では、高齢のご家族が行わなければいけない介護の問題は大きいようです。
社会問題にもなっている、老老介護とはどういったものなのでしょうか。
老老介護とは、65歳以上の高齢者が自分と同じ65歳以上の高齢者を介護している状態のことをいいます。
日本の65歳以上の高齢者の人口の割合は、2019年には28.1%と過去最高を記録しました。
2025年には30%にもなると予想されています。
図1 高齢者人口推移と予測
出典:平成26年版 厚生労働白書~健康・予防元年~ 厚生労働省
老老介護の割合は在宅介護を行う世帯で年々増加しており、大きな社会問題となっています。
また介護する側・介護される側が、ともに75歳以上の場合は「超老老介護」、ともに認知症を患っている場合は「認認介護」と呼ばれます。
平均寿命が長い日本において、そういった状況は珍しいケースではなく近い将来、誰にでも起こり得るといえるでしょう。
老老介護は、一時的なものではなく長期的に続いていきます。
だからこそ、介護者も上手にリフレッシュする時間を作ったり、心身の負担が溜まったりしないよう、
サービスをうまく活用しながら、なるべく負担が大きくならないように工夫することが大切です。
私たちはご利用者さまとそのご家族の心に寄り添い、
『その人らしく生きてほしい』
そんな思いで日々頑張っています。